害獣駆除業者を比較するとき、広告に出ている「○円〜」だけを並べても、実際にどこへ依頼すべきかは判断できません。
ネズミやハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリなどの住宅被害では、単に動物を追い出すだけでなく、侵入口の特定と封鎖、糞尿の清掃・消毒、必要に応じた修繕、再発時の保証まで含めて考える必要があります。
そのため本ページでは、広告報酬や口コミ点数だけで順位を付けるのではなく、施工体制、料金表示、対応地域、現地調査、再発防止、保証条件を同じ基準で比較します。
掲載方法については、当サイトの比較・ランキング方針と広告掲載方針に基づいています。
害獣駆除業者5社の比較
以下は2026年9月15日に各社公式情報を確認した内容です。料金の「○円〜」は最低表示価格であり、一戸建て全体の駆除・封鎖・清掃・保証を含む最終総額とは限りません。
| サービス | 施工体制 | 料金表示 | 現地調査・見積もり | 保証 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハウスプロテクト | 自社で広告から施工まで一貫 | 原則現地見積もり | 調査・見積もり・出張費0円 | 最長10年 | 侵入口封鎖を重視。関東・関西・東海・中四国・九州の掲載地域に対応 |
| 害獣BUZZ | 全て自社施工と公式掲載 | 現地見積もり | 相談・調査・見積もり・出張費0円 | 最長10年 | 関東・関西・東海・中四国・九州。資格・協会情報も公開 |
| 駆除ザウルス | 完全自社施工 | 害獣は税込25,000円〜を掲載 | 現地調査・見積もり無料 | 要確認 | 北海道・沖縄県・一部地域を除く全国対応。公式ページ間で保証年数表記に差がある |
| アズサポート | 自社施工 | 16,500円〜の表示あり。総合施工プランは別料金 | 現地調査無料 | 2年または10年 | 料金内訳を比較的詳しく公開。広い地域に対応 |
| 害獣駆除110番 | 加盟店紹介型 | 害獣別最低料金を公開 | 原則現地調査0円。ただし地域・加盟店等で例外あり | 加盟店・施工内容による | 全国対応の加盟店ネットワーク。24時間365日受付 |
この表だけで「1位」を決めることはできません。住宅の場所、対象害獣、被害範囲、必要な封鎖工事によって適した依頼先は変わります。
ハウスプロテクト|料金を一律表示せず現地調査で算出
ハウスプロテクトは、公式サイト上で広告から施工までを自社で一貫して行うとしています。
関東・関西・東海・中四国・九州の掲載地域で、現地調査、見積もり、出張費を0円と案内しています。
特徴的なのは、極端に安い最低料金を前面に出さず、現地の被害状況を確認して見積もる方針を明示している点です。
害獣の追い出しだけでなく、侵入口の封鎖による再発防止を重視しており、保証は施工内容や築年数等に応じて最長10年とされています。
原則として最初の見積もり以外の追加費用はかからないと案内していますが、追加修繕など別工事を提案される場合には、当然その内容と金額を契約前に確認します。
向いているのは、最低料金よりも侵入口封鎖や長期保証を含めた総合施工を重視したい人です。
害獣BUZZ|自社施工と長期保証を重視
害獣BUZZは、現地調査から施工まで全て自社スタッフが担当すると公式サイトで案内しています。
対応地域は関東・関西・東海・中四国・九州で、相談、現地調査、見積もり、出張費はいずれも0円とされています。
料金は住宅の状態を確認して算出する方式で、一律の総額は掲載していません。
再発保証は最長10年ですが、保証期間は築年数や施工内容などで変わります。
また、運営会社や狩猟免状、防除作業監督者などの資格情報も公式サイトで公開されています。
自社施工かどうかと、担当会社・資格情報を確認してから依頼したい人に比較しやすいサービスです。
駆除ザウルス|最低料金を公開しているが保証条件は要確認
駆除ザウルスはAAAアライアンスの社員が施工し、下請けや外注への依頼は行わない完全自社施工としています。
対応地域は、北海道・沖縄県・一部地域を除く全国と公式サイトに掲載されています。
料金ページでは、ネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリなどについて税込25,000円〜と表示しています。
ただし、公式サイト自身も、害獣の種類、建物の広さ、被害状況、侵入口の封鎖箇所によって総額が変わると説明しています。
ここで注意したいのが保証期間です。
2026年9月15日時点では、公式トップページや料金ページでは「最長10年」と掲載されている一方、ネズミなど一部の個別サービスページでは「最長5年」と記載されています。
そのため、比較表では一方を正しいと決めつけず、自分が依頼する害獣・施工内容では何年間の保証になるのかを見積書で確認するのが適切です。
アズサポート|最低表示価格と総合施工プランを分けて確認しやすい
アズサポートは自社施工を掲げ、害獣ごとの料金情報を比較的詳しく公開しています。
たとえばネズミ駆除では「16,500円〜」という表示があります。
一方で、侵入口封鎖、清掃、除菌、消臭、殺虫、アフター点検などを含む基本施工については、2026年9月15日時点で次の料金を掲載しています。
| ネズミ駆除プラン | 公式掲載料金 |
|---|---|
| 2年保証プラン | 180,000円〜 |
| 10年保証プラン | 260,000円〜 |
この例は、害獣駆除の料金を見るうえで非常に分かりやすいポイントです。
「16,500円〜」という最低表示価格と、住宅全体の再発防止まで行うプラン料金は同じものではありません。
他社を比較するときも、広告価格だけではなく、同じ作業内容を含めた見積もり総額で比べる必要があります。
害獣駆除110番|全国の加盟店から対応業者を探す紹介型
害獣駆除110番は、自社スタッフだけで全国を施工する形ではなく、運営会社が相談を受け付け、地域等に応じて加盟店が現地調査・施工を行うサービスです。
24時間365日受付、全国対応を掲げています。
2026年9月15日時点の公式掲載最低料金は、主なものでは次のとおりです。
| 害獣 | 公式最低料金 |
|---|---|
| ネズミ | 22,000円〜 |
| ハクビシン | 33,000円〜 |
| イタチ | 39,600円〜 |
| アライグマ | 49,500円〜 |
| コウモリ | 28,600円〜 |
| 害鳥 | 22,000円〜 |
公式サイトでは、駆除費用、殺菌・消毒費用、清掃費用を含む料金と説明しています。
ただし同時に、対応地域、加盟店、現場状況によって掲載価格や条件で対応できない場合があることも明記されています。
紹介型のメリットは、自社拠点がない地域でも対応可能な加盟店を探しやすいことです。
一方で施工会社自体は案件ごとに変わるため、実際に来る会社名、保証主体、追加料金条件、施工範囲を現地見積もり時に確認する必要があります。
自社施工と加盟店紹介型はどちらがよい?
「自社施工だから必ず優良」「紹介型だから質が低い」と単純に判断することはできません。
| 自社施工型 | 加盟店紹介型 | |
|---|---|---|
| 施工会社 | 問い合わせ先と施工会社が基本的に同じ | 地域ごとの加盟店が担当 |
| 対応地域 | 自社拠点がある地域中心 | 広域に対応しやすい |
| 施工基準 | 自社基準で統一しやすい | 加盟店ごとの差を確認する必要がある |
| 保証 | 自社制度を確認しやすい | 担当加盟店・契約条件を確認 |
地方や即日対応を重視する場合には、紹介型の広いネットワークが有利なケースもあります。
重要なのは業態そのものより、実際に施工する会社と契約条件が確認できるかです。
料金を比較するときは「○円〜」ではなく施工範囲をそろえる
害獣駆除では、同じ家でも見積もる作業範囲によって金額が大きく変わります。
最低でも次の項目をそろえて比較してください。
- 現地調査・出張費
- 対象害獣の追い出し・捕獲等
- 侵入口の調査
- 侵入口の封鎖箇所数
- 糞尿・巣・死骸等の清掃
- 消毒・消臭
- ダニ・ノミなど二次被害への対応
- 断熱材・建材等の修繕
- 高所作業・足場
- 再訪回数
- 保証期間
- 再発時に無料となる範囲
- 見積もり後の追加料金条件
たとえば一方が「追い出しだけで3万円」、もう一方が「追い出し+全侵入口封鎖+清掃消毒+保証で18万円」なら、金額だけを比較しても意味がありません。
費用全体の見方は害獣・害虫駆除の費用・相場でも整理しています。
保証は年数だけで比較しない
「10年保証」と「5年保証」なら10年の方が優れているように見えますが、保証は期間だけでは判断できません。
契約前に確認したいのは、次のような条件です。
- 同じ害獣だけが対象か
- 同じ侵入口からの再侵入だけが対象か
- 新しくできた建物の隙間も対象か
- 定期点検が条件になっていないか
- 増改築後も保証されるか
- 再施工時の材料費・出張費まで無料か
- 保証対象外となる条件は何か
「最長10年」という表示だけを見ず、自分の住宅では実際に何年になり、何が保証されるのかを書面で確認してください。
口コミは順位より内容を見る
Google口コミや各社サイトのレビューは参考になりますが、評価点だけで順位を決めるのはおすすめしません。
店舗・営業所ごとに口コミ件数が違うことがあり、投稿時期や募集方法も同じとは限らないためです。
確認するなら、直近の口コミで次のような具体的な内容を見る方が役立ちます。
- 見積もり金額から追加請求があったか
- 侵入口をどこまで調査したか
- 施工内容を写真等で説明したか
- 再発時に実際に対応したか
- 連絡や日程調整に問題がなかったか
星4.8と4.7の差だけで業者を選ぶ必要はありません。
極端に安い広告だけで依頼先を決めない
国民生活センターは2026年7月、害虫駆除サービスについて、ウェブ広告の最低料金と実際の請求額が大きく異なるトラブルをあらためて注意喚起しています。
害獣駆除でも、住宅の構造、被害範囲、侵入口数などによって必要な作業が変わるため、最低表示価格だけで総額を判断することはできません。
次のような場合は、その場で契約せず一度確認する方がよいでしょう。
- 現地を十分調べず高額契約を求める
- 作業前に総額を提示しない
- 「今日契約しないと危険」と強く即決を迫る
- 広告価格との差を説明しない
- 追加作業の料金条件が書面にない
契約や請求でトラブルになった場合は、消費者ホットライン188への相談も選択肢です。
依頼先は2〜3社に絞って同じ条件で比較する
害獣駆除では、10社へ一斉に問い合わせる必要はありません。
対応地域と施工体制を確認したうえで2〜3社を候補にし、同じ条件で現地調査を依頼すると比較しやすくなります。
- 自宅が対応地域に入っているか確認する
- 自社施工か加盟店紹介型か確認する
- 現地調査費・出張費・キャンセル料を確認する
- 2〜3社へ同じ被害状況を伝える
- 侵入口封鎖・清掃・消毒・修繕まで同じ条件で比較する
- 保証の年数と適用条件を比較する
- 見積もり後の追加料金条件を書面で確認する
業者を見るときの基本項目は害獣・害虫駆除業者の選び方でも確認できます。
どの害獣駆除業者を選べばよい?
依頼先は、何を優先するかで変わります。
| 重視したいこと | 比較時に見るところ |
|---|---|
| 自社施工を重視 | 実際に施工する会社とスタッフの所属 |
| 長期再発保証 | 年数だけでなく保証対象・免責条件 |
| 全国・地方で探したい | 自宅地域への実際の対応可否 |
| 料金を細かく把握したい | 最低料金ではなく施工項目別・総額見積もり |
| すぐ相談先を探したい | 受付時間と現地対応可能日 |
最初から1社に決めるより、条件の合う2〜3社へ相談し、現地調査後の見積書を比較する方が合理的です。
よくある質問
一番おすすめの害獣駆除業者はどこですか?
全国一律で1社を決めることはできません。対象害獣、対応地域、建物構造、被害範囲、必要な封鎖工事によって適した業者が変わります。本ページでは広告報酬による1位〜5位の順位付けはしていません。
相見積もりは何社くらい取ればよいですか?
2〜3社程度で十分比較できます。ただし、各社に同じ条件を伝え、追い出しだけなのか、侵入口封鎖や清掃・保証まで含むのかをそろえて比較してください。
自社施工の業者を選べば安心ですか?
自社施工は責任の所在や施工基準を確認しやすい利点がありますが、それだけで施工品質を保証するものではありません。調査内容、施工範囲、見積もり、保証条件まで確認する必要があります。
10年保証なら5年保証よりよいですか?
必ずしもそうとは限りません。対象となる害獣、侵入口、建物条件、無料再施工の範囲などが異なるため、保証年数と適用条件をセットで比較します。
広告に2万円と書いてあれば2万円で駆除できますか?
最低料金で対応できるケースはありますが、その金額が住宅全体の総額とは限りません。害獣の種類、建物面積、侵入口数、糞尿汚染、清掃、消毒、修繕、保証などで総額は変わります。
比較では「安い会社」ではなく「同じ施工をいくらで行うか」を見る
害獣駆除業者を比較するときに最も避けたいのは、各社で違う施工内容を、広告の最低料金だけで比べることです。
現地調査、害獣への対応、侵入口封鎖、清掃・消毒、必要な修繕、再訪、保証まで含め、同じ条件で比較してください。
そのうえで、自社施工を重視するのか、広域対応を重視するのか、料金公開の細かさを重視するのかを決めれば、候補は2〜3社まで絞りやすくなります。
見積もりを取る前には業者選びのチェック項目と費用・相場の考え方もあわせて確認してください。
