ゴキブリ駆除を業者に頼む費用はいくら?スポット・定期料金と相場を比較

家の中でゴキブリを見つけて業者を検索すると、「16,500円〜」「27,500円〜」などの料金が見つかる一方、数万円から年間10万円を超えるサービスもあります。

さらにネット広告では、「500円〜」「1,000円〜」など極端に安い料金が表示されていることもあります。

ゴキブリ駆除の業者費用を比較するときに重要なのは、単純な最低料金ではありません。

特に確認したいのは、

  • 1回だけのスポット駆除なのか
  • 繁殖が始まった住宅への定期駆除なのか
  • 何㎡までの料金なのか
  • 施工後の効果確認が含まれるか
  • 侵入予防まで行うのか
  • 追加料金が発生する条件

です。

このページでは、2026年9月14日時点の公式料金を使いながら、ゴキブリ駆除を業者へ依頼した場合のスポット料金、定期料金、面積による違い、引越し前対策、見積もり時の注意点まで整理します。

ゴキブリの種類・生息場所・侵入経路・自分でできる対策までまとめて確認したい場合は、ゴキブリ対策の総合ページをご覧ください。

目次

ゴキブリ駆除の業者費用は1万6,500円〜のサービスがある

2026年9月時点で、害虫駆除110番はゴキブリ駆除を16,500円〜(税込)と掲載しています。

ただし、これは最低表示料金です。

対応エリア・加盟店・現場状況によって掲載価格や条件で対応できない場合があることも明記されています。

現地調査後に見積もりを提示し、見積もり確定後は原則として追加料金が発生しない仕組みを案内しています。

したがって、16,500円を「どんな住宅でもゴキブリを完全駆除できる固定料金」と考えるのではなく、見積もり前の開始価格として見ます。

1回だけのスポット駆除は50㎡以下27,500円〜

ダスキンの家庭向け「お家のゴキさん撃退サービス(1回ごと)」では、ゴキブリ駆除のスポット料金を面積別に公開しています。

駆除対象面積 料金
50㎡以下 27,500円〜(税込)
70㎡以下 35,200円〜(税込)
100㎡以下 44,000円〜(税込)
120㎡以下 49,500円〜(税込)
150㎡以下 55,000円〜(税込)
200㎡以下 60,500円〜(税込)

このサービスでは、ゴキブリの隠れ場所・侵入経路を調査し、ベイト剤やトラップなどを設置します。

施工後は一定期間を置いて効果確認を行い、生息個体の有無を確認して駆除完了とする仕組みです。

スポット駆除は「家に1匹入ってきた」ような初期ケース向け

ダスキンはスポットサービスについて、例えば新居・転居先で初めてゴキブリを目撃した人などを対象例として挙げています。

つまり、

  • 外から偶発的に侵入した可能性が高い
  • まだ繁殖が確認されていない
  • 被害範囲が限定されている

場合は、1回ごとのスポット駆除が選択肢になります。

「1匹見た=大量繁殖」とは決めない

ゴキブリを1匹見ただけで、必ず住宅内で大量繁殖しているとは判断できません。

屋外から一時的に侵入した個体の可能性もあります。

一方で、

  • 小さな幼虫を繰り返し見る
  • 同じ場所で何度も出る
  • 複数の部屋で出る
  • 卵鞘や糞が見つかる
  • 昼間にも繰り返し目撃する

といった状況なら、室内で繁殖している可能性を考えて調査します。

「昼に1匹見たら必ず100匹いる」といった数字だけを判断基準にはしません。

繁殖が始まっている場合はスポット駆除では対応できないことがある

ダスキンは、ゴキブリの繁殖が始まっている場合について、1回ごとのスポットサービスでは対応できず、定期駆除サービスが必要になると明記しています。

ここが業者費用を考えるうえで重要です。

単発の侵入なら2万〜4万円程度のスポットサービスで済む場合がある一方、住宅内ですでに繁殖していれば数か月〜年間で管理する費用が必要になることがあります。

定期駆除は50㎡以下で初年度82,500円〜

ダスキンの家庭向け定期駆除では、50㎡以下の料金例は次のようになっています。

内容 料金
初回 16,500円〜(税込)
2〜13回目 5,500円〜×12回
初年度合計 82,500円〜(税込)
次年度以降 年間71,500円〜(税込)

初年度は合計13回のサービスです。

1回あたりの金額だけを見るとスポットより安く見えますが、年間契約として考えると総額は8万円を超えます。

100㎡なら定期駆除初年度132,000円〜

サービス対象面積100㎡の料金例は、

  • 初回:26,400円〜
  • 2〜13回目:8,800円〜×12回
  • 初年度合計:132,000円〜
  • 次年度以降:年間114,400円〜

です。

一戸建てなど対象面積が大きければ、定期管理の費用も増えます。

スポットと定期ではどちらが安い?

単純な価格だけならスポット駆除の方が安くなります。

しかし、住宅内で繁殖しているのにスポット施工だけを繰り返せば、結果的に費用が増える可能性があります。

状態 向いている施工
初めて1匹見た・侵入が限定的 スポット駆除を検討
幼虫も見かける 繁殖状況を調査
繰り返し発生する 定期管理を検討
複数部屋で発生 住宅全体の調査・定期管理を検討
飲食店など餌・水が多い環境 継続的な管理を検討

ワンルームならいくら?

ワンルームでも料金体系は業者によって異なります。

ダスキンのスポットサービスは部屋数ではなく対象面積で料金が決まり、50㎡以下なら27,500円〜です。

害虫駆除110番ではゴキブリ駆除の最低表示料金が16,500円〜です。

そのため、一般的なワンルームだから全国一律で1万円、2万円と決まっているわけではありません。

発生状況や施工内容を確認したうえで見積もります。

一戸建てなら必ずマンションより高い?

現在発生しているゴキブリのスポット駆除について、ダスキンは建物種別よりも施工対象面積によって料金を設定しています。

そのため、同じ100㎡なら「戸建てだから必ずマンションより高い」とは限りません。

ただし戸建てでは、

  • 1階・2階の両方を確認する
  • 床下や玄関周辺
  • 配管周辺
  • 外部からの侵入口

など調査範囲が広くなる場合があります。

引越し前のゴキブリ予防は別サービスになる

まだ入居していない空室を対象にした害虫処理は、現在ゴキブリが繁殖している住宅の駆除とは別です。

ダスキンの「引越しムシ駆除サービス」では、マンションタイプの場合、

間取り 料金
2LDK以下 16,500円(税込)
3LDK〜4LDK 22,000円(税込)
5LDK〜6LDK 27,500円(税込)

となっています。

引越し前の戸建ては28,600円〜

一戸建てタイプでは、

間取り 料金
2LDK以下 28,600円(税込)
3LDK〜4LDK 28,600円(税込)
5LDK〜6LDK 33,000円(税込)

です。

これは引越し前の空室を対象とした害虫駆除・予防サービスの料金なので、すでにゴキブリが繁殖している住宅の通常駆除料金とは混同しないようにしてください。

業者は実際に何をする?

ゴキブリ駆除業者は、単に見つけた1匹へ殺虫剤をかけるだけではありません。

サービスによって違いますが、一般的には、

  • 生息場所の調査
  • 侵入経路の確認
  • ベイト剤の設置
  • 粘着トラップによる生息確認
  • 必要な薬剤処理
  • 施工後の効果確認
  • 環境改善の提案

などを行います。

大阪市もゴキブリ対策について、一つの方法だけではなく、清掃、食品管理、潜伏場所の削減、毒餌、薬剤等を組み合わせて防除することを案内しています。

ベイト剤とは?

ベイト剤はゴキブリに食べさせる餌タイプの殺虫剤です。

ダスキンのスポットサービスでも、ゴキブリが潜んでいると考えられる場所にベイト剤を配置します。

薬剤を室内全体へ大量散布する方法とは異なり、潜伏場所・通り道へ狙って設置します。

業者へ頼んでも再びゴキブリが出ることはある?

あります。

施工時に生息していたゴキブリを駆除できても、外部から新しく侵入する可能性があるからです。

特に、

  • 玄関
  • 窓
  • 換気口
  • 排水周辺
  • 配管の隙間
  • 段ボールや荷物

などを通じて新しく持ち込まれる可能性があります。

そのため、「駆除」と「侵入予防」を別サービスとして提供している会社もあります。

再発保証と効果確認は同じではない

業者を比較するときは、「施工後に確認に来る」ことと「再発時に無料で再施工する保証」を分けて確認してください。

ダスキンのスポットサービスでは、施工後一定期間を置いて駆除効果を確認します。

一方、害虫駆除110番では加盟店によって保証を設けている場合がありますが、内容は加盟店ごとに確認が必要です。

見積もりでは、

  • 効果確認が含まれるか
  • 再度出た場合に再施工するか
  • 何日・何か月が保証対象か
  • 外部から新たに侵入した個体も対象か

を確認してください。

夜間に1匹出ただけで緊急業者を呼ぶ必要はある?

必ずしもありません。

国民生活センターは、突然害虫が出ても、緊急に業者へ依頼する必要が本当にあるか一度落ち着いて考えるよう呼びかけています。

ゴキブリ1匹で、人命や建物に直ちに重大な危険が生じるケースは通常ありません。

市販の殺虫剤や捕獲用品でその場を処理し、翌日以降に複数業者の料金を確認する選択もできます。

「500円〜」「1,000円〜」の広告には特に注意する

ゴキブリ駆除では、極端に安いネット広告をきっかけとした高額請求トラブルが実際に発生しています。

国民生活センターは2025年3月、

  • 「約500円〜」という広告から依頼し、約20万円を請求された事例
  • 「約1,000円から」という広告から依頼し、約50万円を請求された事例

を公表しています。

どちらも一般家庭のゴキブリ駆除に関する相談です。

消費者庁も「税込550円〜」のゴキブリ駆除広告へ注意喚起

消費者庁も2024年9月、ウェブサイトで、

「追加料金一切なし・税込550円〜」

などと表示しながら、訪問後に作業内容に照らして過大といえる高額料金を請求するゴキブリ駆除業者について注意喚起しました。

ゴキブリが苦手な人の不安をあおり、その場で高額施工を契約させるケースがあります。

20万円・50万円なら必ず悪質という意味ではない

高額だから自動的に悪質と決まるわけではありません。

例えば、

  • 大規模な飲食施設
  • 長期間の定期施工
  • 複数店舗
  • 特殊な環境改善工事

などでは高額になることがあります。

問題なのは、数百円〜千円程度で施工できるように見せ、作業前に十分な金額説明をせず、一般住宅で作業後に何十万円も請求するケースです。

作業を始める前に総額を書面で確認する

業者が到着したら、作業開始前に、

  • 基本料金
  • 施工対象面積
  • 使用する薬剤
  • 施工回数
  • 清掃料金
  • 侵入防止施工
  • 出張費
  • 時間外料金
  • 駐車料金
  • 再訪問料金
  • 税込総額

を確認します。

特に、

「この金額から、作業後に増える可能性はありますか」

と聞いてください。

見積もりを見て断ってもよい

現地調査を受けたからといって、その場で必ず施工契約をする必要はありません。

金額が想定より高い場合や、必要性を理解できない追加作業を勧められた場合は、一度断って別会社の見積もりを取ることもできます。

国民生活センターも、極端に安い広告に注意し、作業内容と料金を確認するよう呼びかけています。

2〜3社で比較するときは「1回料金」だけを比べない

例えば、

  • A社:16,500円〜
  • B社:27,500円〜
  • C社:年間82,500円〜

という料金があっても、そのまま比較することはできません。

A社は最低表示料金、B社は面積50㎡以下のスポット駆除、C社は13回の定期管理だからです。

比較するときは、

「現在の発生状態を解決するために、最終的に何回施工して総額いくらになるのか」

をそろえます。

見積書で確認したい項目

確認項目 確認内容
施工対象面積 何㎡までの料金か
施工方式 スポットか定期か
施工回数 1回・年間何回か
ベイト・薬剤 何を使うか
トラップ 生息確認まで含むか
効果確認 再訪問するか
再施工 無料になる条件
侵入予防 駆除とは別料金か
時間外料金 深夜・休日等の加算
駐車料金 実費負担があるか
総額 税込価格と追加条件

1匹だけなら自分で対処してもよい?

単発で1匹見ただけであれば、市販の殺虫剤やベイト剤、粘着トラップなどで対処できる場合があります。

大阪市も家庭での防除方法として、

  • 食品・残飯管理
  • 整理整頓
  • 粘着トラップ
  • 毒餌
  • 残留処理
  • くん煙

などを案内しています。

薬剤を使う場合は使用方法を守り、幼児・ペットへの接触、火気などに注意します。

業者へ相談した方がよい状態

次のような場合は、単発侵入よりも住宅内で繁殖している可能性を考え、業者調査を検討します。

  • 何度駆除しても繰り返し出る
  • 幼虫を複数回見る
  • 卵鞘を見つける
  • 複数の部屋で発生している
  • 市販のベイト剤等を使っても減らない
  • キッチン周辺に多数の潜伏痕跡がある
  • 自分では発生源を特定できない

賃貸なら管理会社へ連絡した方がよい場合もある

マンションやアパートでは、隣室・共用配管・ゴミ置き場など建物側の環境が影響する場合があります。

自室だけで繰り返し対策しても収まらず、建物全体で発生している可能性がある場合は、管理会社・大家へ相談してください。

共用部へ自分で薬剤を散布することは避けます。

飲食店は家庭と料金体系が違う

飲食店・店舗では、厨房の熱・水分・食品があり、家庭より継続管理が必要になるケースがあります。

ダスキンの事業所向けゴキブリ駆除は、50㎡までの初回標準料金が19,800円(税込)、4週間ごとの標準料金が6,600円(税込)となっています。

家庭用スポットサービスとは別料金体系です。

事業者が家庭用価格だけを見て予算を決めないようにしてください。

環境改善まで必要なら別料金になることがある

飲食店などでは、厨房機器下のゴミのかき出しや隙間の閉鎖といった環境改善サービスが追加される場合があります。

住宅でも、単に薬剤処理するだけではなく、餌・水・隠れ場所を減らす方が再発防止につながります。

ゴキブリ駆除業者の費用は「スポットか定期か」で見る

2026年9月時点では、ゴキブリ駆除の公式料金として、

  • 16,500円〜という最低表示料金
  • 50㎡以下27,500円〜という1回スポット駆除
  • 100㎡以下44,000円〜というスポット料金
  • 50㎡以下・初年度82,500円〜という定期駆除
  • 100㎡・初年度132,000円〜という定期駆除

があります。

これらは矛盾する料金ではありません。

単発侵入なのか、すでに住宅内で繁殖しているのかによって、必要なサービス自体が違います。

最初に「スポットで対応できる状態か、定期駆除が必要な状態か」を確認し、そのうえで面積・施工回数・効果確認・再施工・追加料金を含む総額を比較することが重要です。

そして、数百円〜1,000円程度の極端に安いネット広告だけを見て緊急依頼せず、作業前に書面で総額を確認してください。

ゴキブリ対策全般はゴキブリ対策の総合ページ、害虫全般は害虫対策、料金全体は害獣・害虫駆除の費用と相場、業者選びは害獣・害虫駆除業者の選び方をご覧ください。

参考にした主な情報

料金・サービス内容は2026年9月14日時点で確認しています。実際の料金は対象面積、発生状況、施工回数、建物条件、地域、時間帯、追加施工等によって変わります。掲載料金はそれぞれ条件の異なる公式料金であり、全国一律の平均価格を示すものではありません。

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この記事を書いた人

住宅で発生する害獣・害虫トラブルについて、公的機関・自治体・専門団体・学術情報などを確認しながら情報を整理しています。症状から原因を考え、安全な対処や専門業者へ相談する判断材料を提供することを目的としています。

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