家の中でネズミを見つけた。キッチンに糞が落ちていた。食品の袋がかじられている。こうした状況で、家族が感染症にかからないか心配になることがあります。
ネズミは、人に感染する病原体を保有している場合があります。糞や尿、唾液、ネズミが触れた食品などを介して、健康被害につながる可能性があるためです。
ただし、家にネズミが1匹いたからといって、必ず病原体を持っているわけでも、家族が感染症になるわけでもありません。
実際の感染リスクは、病原体の種類、国内での発生状況、ネズミや排泄物との接触の有無などによって異なります。
この記事では、住宅内で注意したいネズミ由来の感染症、糞尿・食品汚染・咬傷などの感染経路、日本国内の発生状況、家族を守るための予防策、医療機関へ相談したい状況を整理します。
ネズミが家にいると感染症になる?
ネズミが家にいることと、ネズミ由来の感染症にかかることは同じではありません。
感染症が起こるには、病原体を保有する動物との接触や、病原体に汚染された物質への曝露などが関係します。
米国疾病予防管理センター(CDC)は、ネズミ由来の感染経路として、排泄物や唾液との接触、汚染された食品の摂取、咬傷、排泄物を含む粉じんの吸入などを挙げています。
ただし、こうした感染経路が知られていることと、日本の一般家庭でそれぞれの感染症が頻繁に発生していることは別です。
家庭で確認したいのは感染経路
| 状況 | 考えられるリスク | 対応の方向性 |
|---|---|---|
| ネズミを遠くから見た | 目撃だけで感染したとは判断できない | 直接触れず、侵入や活動の痕跡を確認する |
| 床や棚に糞がある | 排泄物への接触、清掃時の粉じん吸入 | 乾いたまま掃かず、安全に清掃する |
| 食品がかじられている | 糞尿・唾液などによる食品汚染 | 汚染が疑われる食品は食べない |
| 尿のある場所に触れた | 汚染物との接触 | 皮膚や傷、粘膜への接触状況を確認する |
| ネズミに咬まれた | 咬傷部の細菌感染、鼠咬症など | 傷を洗い、医療機関へ相談する |
| 天井裏に大量の糞がある | 粉じんへの曝露、広範囲の汚染 | 無理に入らず、専門的な清掃を検討する |
| ネズミの死骸がある | 死骸や周囲の汚染、ダニなどとの接触 | 素手で触れず、適切に回収・処理する |
感染を心配して家全体へ大量の消毒剤を散布する前に、実際にどこが汚染されているのか確認することが重要です。
家のネズミが関係する主な感染症
ネズミが関係する感染症には、細菌によるものとウイルスによるものがあります。
日本での発生状況にも違いがあるため、病名だけで危険度を判断しないようにします。
| 病気 | 主な感染経路 | 国内での考え方 |
|---|---|---|
| サルモネラ感染症 | 汚染された食品などの摂取 | 国内でも食中毒の原因となる。ネズミは食品汚染経路の一つ |
| レプトスピラ症 | 感染動物の尿で汚染された水・土壌との接触など | 国内でも患者報告がある。水辺や洪水後の曝露などが重要 |
| 鼠咬症 | 感染したネズミによる咬傷・接触など | まれな感染症だが、咬傷後の発熱などに注意 |
| 腎症候性出血熱 | 感染したげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入など | 国の2026年の情報では、1998年以降、国内患者発生の確認なし |
以下では、それぞれの病気をもう少し詳しく説明します。
サルモネラ感染症|汚染された食品に注意
サルモネラ属菌は、食中毒の原因となる細菌です。
東京都保健医療局は、サルモネラ属菌が鶏・豚・牛などの動物や自然界に広く分布し、ネズミやペット動物が食品を汚染する場合もあると説明しています。
ネズミが食品の保管場所へ入り込んでいる場合、かじり跡だけでなく、糞尿などによる汚染にも注意が必要です。
どのような症状がある?
サルモネラによる食中毒では、主に次のような症状がみられます。
- 腹痛
- 下痢
- 発熱
- 吐き気・嘔吐
ただし、こうした症状が出たからといって、ネズミ由来のサルモネラ感染症とは限りません。
食品や飲料水が汚染される原因はさまざまです。
食品にかじり跡があった場合
ネズミがかじった食品や、糞尿による汚染が疑われる食品は食べないでください。
かじられた部分だけを切り取れば残りは安全、という判断はできません。
特に、米、乾麺、菓子、パン、乾物などの袋が破られている場合は、中身の汚染を疑う必要があります。
一方、密閉状態を保った缶詰など、容器の内部が汚染されていないと確認できる食品では、外側の清掃で対応できる場合もあります。
容器に穴や損傷がある場合は、食品を食べずに処分してください。
レプトスピラ症|ネズミの尿が関係する感染症
レプトスピラ症は、病原性レプトスピラという細菌による感染症です。
国立健康危機管理研究機構の2026年1月28日更新情報によると、げっ歯類などの保菌動物は尿中へ病原体を排出することがあります。
主な感染経路は、病原体を含む尿で汚染された水や土壌が、皮膚の傷や粘膜などへ接触することです。
汚染された水や食品を介した感染も報告されています。
どのような症状がある?
代表的な症状には、
- 発熱
- 筋肉痛
- 頭痛
- 悪寒
- 目の充血
などがあります。
重症例では黄疸、腎障害、出血などが起こる場合があります。
ただし、発熱や筋肉痛はほかの感染症でも生じるため、症状だけでレプトスピラ症と判断することはできません。
日本でも発生している?
レプトスピラ症は日本国内でも報告されています。
国立健康危機管理研究機構は、沖縄県での水辺のレジャーに関連した感染、豪雨・台風による洪水後、農作業などでの感染を紹介しています。
2026年の千葉県感染症情報センターの情報でも、国内での届出例が確認されています。
ただし、こうした報告があることと、一般住宅でネズミの尿を見つけただけでレプトスピラ症になる可能性が高いということは同じではありません。
病原体の存在と、尿で汚染された水・土壌などとの接触状況が関係します。
尿のある場所へ素手で触れた場合や、傷のある皮膚・目・口などに汚染が及んだ可能性があり、その後に発熱などが出た場合は、医療機関へ接触状況を伝えてください。
ハンタウイルス感染症|国内での発生状況を区別する
ハンタウイルスの仲間には、げっ歯類を自然宿主とし、人に感染する種類があります。
感染した動物の排泄物を含む粉じんの吸入などが、感染経路となる場合があります。
ネズミの糞を乾燥したまま掃き集めたり、掃除機で吸ったりしないよう海外の公衆衛生機関が注意している理由の一つです。
日本の家庭でどの程度心配すべき?
国立健康危機管理研究機構が2026年3月23日に更新した腎症候性出血熱の説明では、過去に日本国内で実験動物などに関連する患者発生があったものの、1998年以降は国内の患者発生が確認されていないとされています。
したがって、米国などのハンタウイルス感染症に関する情報を、そのまま日本の一般家庭の感染確率として扱うことは適切ではありません。
ただし、国内患者が確認されていないことを理由に、ネズミの糞尿を素手で扱ったり、粉じんを舞い上げたりしてよいわけではありません。
排泄物には、ハンタウイルス以外の衛生上の問題もあるためです。
国内の発生状況と、家庭での基本的な清掃予防は分けて考えてください。
ネズミに咬まれた場合は鼠咬症などに注意
ネズミに咬まれた場合は、単に傷ができるだけでなく、細菌感染が起こる可能性があります。
その一つが鼠咬症(そこうしょう)です。
米国CDCによると、鼠咬症は感染したネズミなどとの接触によって起こる感染症で、咬傷や引っかき傷などが感染経路になる場合があります。
発熱、発疹、関節痛などの症状が現れることがあり、早期の医療対応が重要とされています。
ネズミに咬まれた直後の対応
- ネズミから離れ、安全を確保する
- 傷口を清潔な流水と石けんで十分に洗う
- 出血している場合は、清潔なガーゼ等で圧迫する
- 医療機関へ速やかに相談する
- 咬まれた日時・場所・動物の状況を伝える
傷が小さくても、感染や破傷風予防などについて医師の判断が必要になる場合があります。
傷の腫れや発熱がないからといって、咬傷後の医療相談を省略しない方がよいでしょう。
数日後に発熱した場合
鼠咬症では、ネズミとの接触から時間を置いて症状が出る場合があります。
そのため、咬まれた傷が治ったように見えても、その後に発熱、発疹、関節痛などが現れた場合は、医療機関へ過去の咬傷を伝えてください。
症状だけで鼠咬症と決めつけず、診断は医師に委ねます。
ネズミの糞は触っただけで感染する?
ネズミの糞へ一度触れたという事実だけで、感染が成立したと判断することはできません。
感染症の種類によって感染経路が異なり、接触した糞に病原体が含まれていたかどうかも通常は分からないためです。
ただし、糞尿に触れた後に、洗わない手で食品や口、目などへ触れることは避ける必要があります。
素手で糞を触ってしまった場合
まず、石けんと流水で手を洗ってください。
手に傷があった、糞や尿が目・口などに入った、または接触後に体調不良が出た場合は、医療機関へ相談し、どのような接触だったかを伝えます。
症状がない状態で、自己判断で抗菌薬などを飲む必要があるとは限りません。
接触状況に応じて医療機関に判断してもらってください。
糞を掃除機で吸ってしまった場合
米国CDCは、未処理のネズミの糞や尿、巣材を掃除機やほうきで処理しないよう案内しています。
乾燥した排泄物を舞い上げる可能性があるためです。
すでに掃除機で吸ってしまった場合も、その行為だけで感染したと判断することはできません。
同じ方法での清掃を繰り返さず、残った汚染物は適切な方法で処理します。
大量の糞を吸い込んだ可能性がある場合や、その後に発熱などの症状が出た場合は、曝露状況を医療機関へ伝えてください。
安全な清掃方法の具体的な手順は、ネズミの糞はどう掃除する?掃除機を避ける理由と安全な清掃手順にまとめています。
ネズミの尿の臭いだけで感染症になる?
尿の臭いを感じたというだけで、感染症になったとは判断できません。
臭いの原因となる成分と、感染症を起こす病原体は同じものではないためです。
一方、尿の臭いが強い場合は、建材や断熱材へ排泄物が蓄積している可能性があります。
そのため、臭いの強さから感染症を診断するのではなく、汚染されている場所と清掃範囲を確認します。
特に天井裏、壁内、床下など、手が届かない場所へ尿が染み込んでいる場合は、消臭剤を追加するだけで解決するとは限りません。
必要に応じて、汚染物の撤去や専門的な清掃を検討してください。
家族を守るために優先したい5つの予防策
1.食品・飲料水の汚染を防ぐ
ネズミが利用できる場所へ食品を放置しないことが重要です。
- 米や乾麺などは、ネズミがかじれない密閉容器へ移す
- 食べ残しや生ごみを放置しない
- ペットフードを長時間出したままにしない
- 食品棚や流し台下に糞がないか確認する
- かじられた食品や汚染が疑われる食品は食べない
一度の清掃だけでなく、新しい糞やかじり跡が繰り返し発生していないか確認します。
2.糞や尿を乾いたまま掃除しない
乾燥した糞や巣材を掃除機やほうきで舞い上げないようにします。
米国CDCは、換気、手袋の使用、消毒剤で十分湿らせてからの回収、作業後の手洗いを基本とする手順を紹介しています。
ただし、使用する消毒剤は日本国内の製品表示や素材への適合性を確認してください。
塩素系の製品を酸性洗剤などと混ぜることは危険です。
消毒剤の種類や清掃する素材ごとの違いは、ネズミの糞・尿は消毒が必要?消毒剤の選び方と安全な使い方をご覧ください。
3.子どもやペットを汚染場所へ近づけない
小さな子どもが床の糞を触ったり、ペットがネズミの死骸を口にしたりしないようにします。
特に、床や低い棚などに糞がある場合は、清掃が終わるまで子どもやペットを別の場所へ移すことが重要です。
清掃時に消毒剤を使う場合も、作業中と必要な乾燥・すすぎが終わるまでは近づけないようにしてください。
4.天井裏など大量の汚染は無理に掃除しない
ネズミの糞が少量、手の届く硬い床にある場合と、天井裏一面に堆積している場合では、必要な対策が異なります。
米国CDCは、ネズミが大量発生した建物や長期間閉鎖された建物では、通常の家庭清掃より厳重な保護具が必要になると案内しています。
次のような状態では専門業者への相談を検討してください。
- 天井裏・床下に大量の糞がある
- 断熱材へ糞尿が広範囲に染み込んでいる
- 空調ダクトへネズミが侵入している
- 巣材や複数の死骸がある
- 長期間使っていない物置・空き家で大量の糞が見つかった
- 安全に換気や清掃を行えない
一般的な家庭用マスクを着ければ、大量の乾いた糞を自由に掃除機で吸ってよいという意味ではありません。
また、天井裏には踏み抜きや転落、電気配線との接触など、感染症以外の危険もあります。
5.ネズミの侵入自体を止める
糞を掃除して消毒しても、ネズミが建物へ出入りし続ければ新しい汚染が発生します。
食品や巣材になるものを片付け、侵入口を調べ、現在いる個体への対策を進める必要があります。
具体的な駆除・封鎖の順序はネズミ駆除の流れ、再侵入を防ぐ方法は家にネズミを入れない予防法で確認できます。
感染症が心配な場合、病院へ相談する目安
ネズミを見つけたというだけで、必ず感染症の検査を受ける必要があるとは限りません。
ただし、実際の接触があった場合や、接触後に症状が現れた場合は判断が異なります。
| 状況 | 医療相談の考え方 |
|---|---|
| ネズミを見ただけで直接接触はない | 感染したとは判断できない。まず住宅の衛生対策 |
| 糞へ触れたが症状はない | 手洗いを行い、傷や粘膜への接触状況などを確認する。不安があれば医療相談 |
| ネズミに咬まれた・引っかかれた | 傷を洗い、速やかに医療機関へ相談する |
| 汚染の疑いがある食品を食べた後、下痢や発熱がある | 食中毒などの可能性も含めて医療機関へ相談する |
| 尿で汚染された水などへ接触した後に発熱・筋肉痛がある | レプトスピラ症などの鑑別が必要な場合があるため接触歴を伝える |
| ネズミとの接触後に強い体調不良がある | 早めに医療機関へ相談し、接触時期・内容を伝える |
意識障害、強い呼吸困難などの緊急症状がある場合は119番通報してください。
受診時に伝えたい情報
- いつネズミを見つけたか
- ネズミや糞尿へ直接触れたか
- 咬傷・引っかき傷があったか
- 汚染された食品や水を口にした可能性があるか
- 大量の糞を清掃したか
- 症状がいつ始まったか
- 発熱、下痢、筋肉痛、発疹などの有無
- 洪水後の水や土壌など、ほかの曝露があったか
「家にネズミが出た」と伝えるだけでなく、どのような接触だったかを説明することが、診断の判断材料になります。
ネズミが原因のダニ被害は感染症とは別に考える
ネズミが家にいる場合、ダニなどの衛生害虫が関係することもあります。
例えば、イエダニはネズミの体や巣を利用し、ネズミが死んだり移動したりすると人を刺すことがあります。
ただし、ダニに刺されてかゆみが出ることと、ネズミ由来の感染症になったことは同じではありません。
イエダニが疑われる場合は、ネズミの巣や死骸などの発生源を確認する必要があります。
詳しくはイエダニとネズミの関係|駆除後に刺される理由と対策をご覧ください。
賃貸住宅でネズミの感染症が心配な場合
賃貸住宅では、ネズミが出た原因が室内にあるとは限りません。
共用部の配管、壁内、天井裏、建物外周の隙間などを経由している可能性があります。
そのため、糞や食品被害を見つけた場合は、安全に確認できる範囲で写真と発見日時を記録し、管理会社や大家へ連絡します。
特に、
- キッチンに繰り返し糞が出る
- 食品の汚染が続いている
- 天井裏から物音が続く
- 共用部や隣接住戸との経路が疑われる
- 建物の修繕を伴う侵入口対策が必要
といった場合は、室内の清掃だけで解決しない可能性があります。
費用負担や業者の手配は発生原因・契約内容によって異なるため、自己判断で高額な施工を契約する前に確認してください。
よくある質問
家にネズミが1匹いただけで病気になりますか?
1匹見つけたというだけでは、感染したとは判断できません。
実際に糞尿へ接触したか、食品が汚染されたか、咬まれたかなどの状況を確認します。
ネズミの糞が部屋にあったら、空気を吸うだけで感染しますか?
乾燥した汚染物を舞い上げることで、病原体を含む粉じんを吸入する感染経路が知られています。
ただし、糞が部屋にあったというだけで感染したとは言えません。
未処理の糞を掃除機やほうきで舞い上げないことが重要です。
ネズミの糞を素手で触ったら病院へ行くべきですか?
まず石けんと流水で手を洗ってください。
手に傷があった、目や口へ触れた、体調不良が出た場合などは医療機関へ相談し、接触の内容を伝えます。
ネズミの尿の臭いで感染症になりますか?
臭いを感じただけで感染したとは判断できません。
ただし、尿が蓄積している場所は清掃・衛生管理が必要になるため、汚染範囲を確認してください。
ネズミがかじった食品は加熱すれば食べられますか?
かじられた食品や糞尿による汚染が疑われる食品は、食べないでください。
加熱すればあらゆる汚染の問題が解決すると考えるのではなく、食品自体を処分する方が安全です。
日本でもネズミのハンタウイルス感染症はありますか?
日本では過去に腎症候性出血熱の患者発生がありました。
ただし、国立健康危機管理研究機構の2026年3月更新情報では、1998年以降、国内の患者発生は確認されていません。
海外での流行状況を、そのまま日本の家庭の感染リスクとして扱わないようにしてください。
ネズミの糞を掃除しただけで感染症になりますか?
清掃したという事実だけでは感染したとは判断できません。
ただし、未処理の乾燥糞を掃除機で吸ったり、ほうきで掃いたりすることは避けるようCDCが案内しています。
安全な清掃手順に従い、汚染を舞い上げないことが重要です。
子どもがネズミの糞を触った場合はどうすればよいですか?
まず手を洗い、口に入れた可能性がないか確認します。
糞を口にした疑いがある、傷や粘膜へ接触した、体調不良がある場合は医療機関へ相談してください。
ネズミを駆除すれば感染症の心配はなくなりますか?
現在いるネズミを駆除しても、糞尿や巣材、死骸などの汚染が残る場合があります。
必要な清掃・消毒と侵入口対策まで行い、新たな活動がないか確認してください。
感染症が心配なら家全体を消毒するべきですか?
汚染が確認されていない場所まで、一律に強力な薬剤処理を行う必要があるとは限りません。
実際に汚染した範囲、素材、糞尿の量などを確認し、適切な清掃・消毒方法を選びます。
大量汚染や空調ダクトへの侵入がある場合は、専門業者へ相談してください。
ネズミの感染症対策は、接触を避けて汚染を残さないことが基本
家でネズミを見つけても、すぐに家族が感染症になるとは限りません。
しかし、ネズミの糞尿、唾液、汚染された食品、咬傷などには注意が必要です。
サルモネラによる食品汚染、レプトスピラ症の尿由来の曝露、鼠咬症の咬傷など、感染経路は病気によって異なります。ハンタウイルス感染症についても、海外と日本の発生状況を分けて理解することが重要です。
家庭での対策は、ネズミや排泄物へ直接触れない → 食品を保護する → 糞尿を舞い上げずに清掃する → 汚染した場所を適切に消毒する → 必要なら専門業者へ依頼する → 侵入口とネズミの活動を止めるという順序で考えます。
咬まれた場合や、ネズミとの接触後に発熱・下痢などが出た場合は、自己判断せず医療機関へ接触状況を伝えてください。
ネズミ対策全体はネズミ対策の総合ページ、清掃はネズミの糞の掃除方法、消毒はネズミの糞・尿の消毒、専門業者の選び方は害獣・害虫駆除業者の選び方で確認できます。
