コウモリ駆除の保証は何年?再発保証・施工保証と対象外になるケース

コウモリ駆除の保証は、業者ごとに年数も対象範囲も異なります。公式サイト上では1年、5年、最長10年、最長15年などの表記がありますが、「最長○年」と書かれていても、すべての住宅・すべての施工で同じ年数が適用されるとは限りません。

コウモリでは、追い出し後に「同じ施工箇所から再侵入した」のか、「別の小さな隙間から新たに侵入した」のかで保証の扱いが変わることがあります。保証年数だけを見るのではなく、どこまで施工し、どの再発まで無償対応の対象になるのかを保証書や見積書で確認することが重要です。

この記事で確認すること
  • コウモリ駆除の保証期間に全国共通の年数はない
  • 再発保証と施工保証は同じ意味とは限らない
  • 同じ侵入口・施工箇所と、新しい侵入口では扱いが異なることがある
  • 増改築、設備工事、建物劣化、自然災害などは対象外になる場合がある
  • 再発時は自分で追加封鎖する前に、施工業者へ確認した方がよい
目次

コウモリ駆除の保証は何年?統一された期間はない

コウモリ駆除の保証期間に、法令で決められた全国共通の年数はありません。2026年9月20日時点で確認できる業者公式情報でも、保証期間と条件はかなり異なります。

公式情報の例 保証表記 確認しておきたい条件
トゥルーテック コウモリは無料1年。希望により有料で最大5年 基本は施工部分からの再侵入が条件。建物劣化や施工後の躯体工事による新たな侵入口は対象外と明記
害獣BUZZ 最長10年 築年数や施工内容などで保証期間が変わると明記
駆除セイバー 最長15年 公式ページ上で最長年数を案内。実際の契約では対象範囲・施工内容・適用条件の確認が必要

このように、広告上の年数だけでは比較できません。「何年か」より先に、「何を保証するのか」「どこからの再侵入まで対象か」を確認してください。

「再発保証」「施工保証」「点検」は分けて確認する

害獣駆除の保証では、似た言葉でも内容が異なることがあります。契約前に、少なくとも次の3つを分けて確認すると判断しやすくなります。

再発保証

施工後に再びコウモリの侵入が確認された場合、再点検や再施工を無償で行う仕組みです。ただし、同じ施工箇所からの再侵入だけを対象とする契約もあれば、建物全体を一定範囲で保証する契約もあります。

施工保証・破損保証

業者が施工した金網、パンチング材、シーリング等の封鎖部分が外れた、壊れた、施工不良が生じた場合などを対象とする保証です。コウモリが再び見つかったこと自体ではなく、施工箇所の不具合が保証対象になるタイプもあります。

定期点検・アフターメンテナンス

保証期間中に定期点検を行うサービスです。点検が無料でも、再発が確認されない場合の訪問や追加作業は有料になる契約もあるため、点検回数・費用・再施工条件を分けて確認します。

害獣全般の保証の見方は、業者選びの固定ページでも確認できます。

コウモリの保証では「施工範囲」が特に重要

住宅でよく問題になるアブラコウモリは、非常に小さな隙間を利用します。東京都ペストコントロール協会は約6mm、浜松市は約1cmの隙間から出入りできると案内しています。

そのため、玄関上の換気口を1か所塞いだだけでも、屋根と外壁の取り合い、軒天、戸袋、換気口、配管まわりなど、別の侵入可能箇所が残っていれば再び被害が出ることがあります。

同じ施工箇所から再侵入した場合

保証対象になりやすいのは、業者が封鎖・補修した箇所から再侵入した場合です。トゥルーテックは、施工部分からの侵入を保証条件として明記しています。

別の新しい侵入口から入った場合

前回施工していない別の隙間、新たに発生したひび割れ、設備交換後に生じた隙間などから侵入した場合は、保証対象外または追加見積もりになることがあります。

「建物全体保証」という表現がある場合でも、足場を組めず施工できなかった場所、構造上封鎖できなかった箇所、契約時に対象外とした場所が含まれるかは書面で確認してください。

封鎖材・施工箇所が壊れた場合

施工箇所の破損を保証する業者もあります。一方で、台風・地震などの自然災害、第三者による工事、施主自身の補修や撤去が原因の場合は対象外とする例があります。

保証対象外になりやすいケース

各社の公式情報で条件は異なりますが、次のようなケースは対象外または別料金になりやすいため、契約時に確認しておくと安心です。

  • 施工していない別の場所から新たに侵入した
  • 建物の経年劣化で新しい隙間ができた
  • リフォーム、増改築、屋根工事などで建物形状が変わった
  • エアコン、換気設備、配管等の新設・交換で新しい隙間ができた
  • 台風、地震、大雨等で封鎖箇所や建物が破損した
  • 施主や第三者が施工箇所を撤去・加工した
  • 契約時から施工対象外だった高所や構造部分から侵入した
  • 保証対象の「コウモリ」ではなく別の動物だった

対象外条件は業者によって異なります。口頭説明だけでなく、見積書・契約書・保証書に残る形で確認してください。

保証書で確認したい8項目

確認項目 見るポイント
1. 保証期間 1年・5年・最長10年など。自宅に実際に適用される年数を確認
2. 起算日 契約日、初回施工日、最終施工日、完了確認日のどこから始まるか
3. 保証主体 見積もりを出した会社と、実際に保証対応する会社が同じか
4. 対象範囲 建物全体か、施工した穴・換気口・軒天等の箇所だけか
5. 新規侵入口 前回とは別の隙間からの侵入も対象か、別料金か
6. 再施工内容 再点検、追い出し、封鎖補修、清掃、消毒のどこまで無償か
7. 回数・点検 期間中何度でも対応か、回数制限があるか、定期点検は含まれるか
8. 対象外条件 増改築、設備工事、自然災害、建物劣化、第三者施工など

見積金額を比較するときは、保証だけでなく、侵入口調査・追い出し・封鎖・糞清掃・必要な補修がどこまで含まれているかも合わせて確認します。費用の考え方は費用・相場も参考にしてください。

駆除後にまた糞や物音が出たら、先に元の施工業者へ連絡する

保証期間内に再発が疑われる場合、先に自分で封鎖材を外したり、新しい隙間を塞いだりすると、原因確認が難しくなることがあります。場合によっては保証条件にも影響します。

  1. 新しい糞、物音、鳴き声、夕方の出入りがあった日時と場所を記録する
  2. 安全な地上から、施工箇所や周囲の状態を写真・動画で残す
  3. 保証書と施工報告書を確認する
  4. 元の施工業者へ連絡し、保証点検を依頼する
  5. 「同じ施工箇所」「施工部の破損」「別の新規侵入口」のどれかを確認してもらう

屋根、2階軒下、はしごが必要な場所を自分で確認する必要はありません。高所は転落リスクがあるため、地上から確認できる範囲に留めます。

保証対象でも、すぐに穴を塞げない場合がある

保証が適用されることと、その日にすぐ封鎖できることは別です。コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、野生鳥獣の捕獲・殺傷は原則禁止され、必要な場合は許可制度の確認が必要です。

また浜松市や鳥取県は、まだ飛べない幼獣がいる時期や冬眠前後に、コウモリを内部へ閉じ込めるおそれのある封鎖を避けるよう案内しています。再発したからといって、個体が残っている状態で侵入口をすぐ塞ぐのは適切ではありません。

再点検 → コウモリの在否・侵入口確認 → 必要な追い出し → 不在確認 → 再封鎖という順序で判断します。

家のどこに被害が出ているか整理したい場合は住宅の場所から探す、コウモリ以外の害獣の可能性も含めて確認したい場合は害獣や症状・痕跡から確認できます。

「最長10年・15年」だけで業者を決めない

長い保証は比較材料の一つですが、年数が長いだけで実際の保証範囲が広いとは限りません。たとえば「最長10年」でも築年数や施工内容で期間が短くなる場合があり、「永年保証」でも施工範囲外などを対象外としている例があります。

業者を比較するときは、保証年数と合わせて次を見てください。

  • 現地調査で侵入口候補をどこまで確認するか
  • 部分封鎖か、建物全体を見た再侵入対策か
  • 施工できない箇所を事前に説明するか
  • 施工前後の写真や報告書を渡すか
  • 保証対象・対象外を契約前に書面で示すか
  • 再発時の連絡先・点検方法が明確か

複数社を比較する場合は、害獣駆除業者の選び方で見積書・契約条件まで合わせて確認してください。

よくある質問

コウモリ駆除の保証は普通何年ですか?

統一された年数はありません。公式情報では1年、5年、最長10年、最長15年など複数の例があります。自宅に適用される年数は、建物状態や施工範囲によって変わるため、見積時に確認してください。

前回とは違う場所からコウモリが入った場合も保証されますか?

契約によります。施工した箇所からの再侵入だけを保証する業者もあり、別の新規侵入口は対象外または追加料金になることがあります。「建物全体」か「施工箇所のみ」かを保証書で確認してください。

保証期間内なら何回でも無料ですか?

業者・契約によって異なります。期間中何度でも対応する契約、回数制限がある契約、点検のみ無料で追加施工は条件付きの契約があります。

自分で隙間を塞いでも保証は残りますか?

施工箇所を自分で撤去・加工した場合を対象外とする例があります。再発時は先に写真を残し、元の業者へ連絡する方が安全です。コウモリが内部に残っている可能性がある状態で追加封鎖することも避けてください。

保証が切れた後に再発した場合はどうすればよいですか?

再発場所と施工箇所を確認し、元の業者へ有償点検の可否を問い合わせる方法があります。新しい侵入口や建物劣化が原因なら、他社を含めて再調査・見積もりを比較してもよいでしょう。

まとめ

コウモリ駆除の保証は、年数だけでなく施工範囲と対象条件を見ることが重要です。

  • 保証期間に全国共通の年数はない
  • 再発保証・施工保証・定期点検は内容を分けて確認する
  • 同じ施工箇所と、別の新規侵入口では保証の扱いが変わることがある
  • 増改築、設備工事、自然災害、建物劣化などは対象外になり得る
  • 再発時は自分で追加施工する前に、記録を残して元の施工業者へ連絡する
  • コウモリが内部に残っている可能性がある状態では、保証対応でも先に封鎖しない

契約前は「最長○年」という数字だけでなく、自宅では何年、どの範囲、どの再発まで無償なのかを保証書に残る形で確認してください。

参考にした公的・公式情報

※保証期間・対象条件・サービス内容は変更されることがあります。契約時は各社の最新の見積書・契約書・保証書をご確認ください。確認日:2026年9月20日。

この記事を共有する
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

住宅で発生する害獣・害虫トラブルについて、公的機関・自治体・専門団体・学術情報などを確認しながら情報を整理しています。症状から原因を考え、安全な対処や専門業者へ相談する判断材料を提供することを目的としています。

目次