シロアリの種類と見分け方|ヤマト・イエ・アメリカカンザイの違い

家の中から羽アリが出た。床下には土でできた蟻道らしいものがある。窓際には砂粒のような小さなものが何度掃除しても落ちてくる。

こうした痕跡がシロアリによるものだった場合、次に気になるのが「何シロアリなのか」です。

日本には複数種のシロアリが生息していますが、住宅被害で特に確認したいのは、

  • ヤマトシロアリ
  • イエシロアリ
  • アメリカカンザイシロアリ

の3種類です。

南西諸島などではダイコクシロアリも建築物を加害します。

種類によって、羽アリが飛ぶ季節や時間帯、湿気への依存、巣の作り方、蟻道、糞、被害が広がる場所が異なります。

一方で、「黒っぽいからヤマトシロアリ」「大きいからイエシロアリ」のように、見た目一つだけで正確に判定するのは困難です。

この記事では、一般の住宅居住者が安全に確認できる情報を中心に、シロアリの種類を絞る方法を整理します。

そもそも見つけた羽アリがシロアリかクロアリか分からない場合は、先にシロアリの羽アリの見分け方を確認してください。

目次

住宅で主に問題になるシロアリは3種類

種類 主な特徴 羽アリの目安 代表的な痕跡
ヤマトシロアリ 湿った場所を好み、建物下部の被害が多い 主に4〜5月の昼間 蟻道、湿った木材の食害
イエシロアリ 水を運べ、大規模な集団を作り、被害が広範囲へ及ぶことがある 主に6〜7月の夕方〜夜 比較的幅の広い蟻道、大規模な食害
アメリカカンザイシロアリ 乾燥木材の内部で生活し、地面とのつながりを必要としない 主に6〜9月の昼間 砂粒状の糞、乾燥木材の内部被害

この表だけで種類を確定するのではなく、複数の特徴が一致するか確認します。

ヤマトシロアリ|日本で広く見られる代表的な種類

ヤマトシロアリは、日本の広い地域に分布する代表的なシロアリです。

日本しろあり対策協会では、北海道北部を除く日本全土に分布するとしています。

東京都も、都内のシロアリ被害の多くはヤマトシロアリによるものと案内しています。

ヤマトシロアリは湿った場所を好む

ヤマトシロアリは自分たちで水を運ぶ能力がないため、湿度の高い環境を必要とします。

そのため、

  • 床下
  • 水回り周辺
  • 雨漏り・漏水がある場所
  • 湿った木材
  • 建物下部

などで被害が見つかりやすくなります。

日本しろあり対策協会では、加害している場所そのものが生活場所を兼ねることが多く、イエシロアリのような大きな塊状の巣を通常は作らないとしています。

ヤマトシロアリの羽アリは4〜5月の昼間が目安

ヤマトシロアリの大きな手がかりになるのが羽アリの時期です。

日本しろあり対策協会では、一般的に、

4〜5月の昼間

に羽アリが群飛するとしています。

地域差があり、沖縄では早く、東北・北海道では6月頃になることがあります。

東京都では、4〜5月の雨上がりで、晴れて風のある昼間に飛ぶことが多いと案内しています。

4〜5月に黒っぽい羽アリが大量に出たら確認する

ヤマトシロアリの羽アリは黒褐色系に見えることがあります。

ただし色は照明や個体、写真の写り方によって変わるため、色だけではなく、

  • 4〜5月
  • 昼間
  • 4枚の羽がほぼ同じ大きさ
  • 胴体にクロアリのようなくびれがない
  • 触角が数珠状

という特徴を組み合わせます。

細い蟻道もヤマトシロアリの手がかり

ヤマトシロアリは地中から建物へ侵入するときに蟻道を作ります。

東京都では、イエシロアリと比較して細い蟻道を作ることが多いとしています。

ただし蟻道の太さだけで種類を確定することはできません。

蟻道そのものが本当にシロアリ由来かを確認する場合は、シロアリの蟻道の見分け方も確認してください。

イエシロアリ|大規模な被害につながることがある種類

イエシロアリは、ヤマトシロアリより分布域が温暖な地域へ偏ります。

日本しろあり対策協会では、神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域、千葉県の一部、南西諸島、小笠原諸島などに分布するとしています。

東京都でも、本土では比較的まれで、島しょ部を除けば見かけることは少ないとしています。

イエシロアリは大きな巣を作る

ヤマトシロアリとの大きな違いの一つです。

日本しろあり対策協会によると、イエシロアリは建物内や土中などへ塊状の大きな巣を作り、大規模な集団を形成します。

また、水を運ぶ能力があります。

そのため本来乾燥している木材へ水分を運びながら食害し、被害が建物上部を含む広い範囲へ及ぶことがあります。

イエシロアリの羽アリは6〜7月の夕方〜夜

イエシロアリは、

主に6〜7月の夕方から夜

に羽アリが飛びます。

電灯へ集まってくることもあります。

ヤマトシロアリが春の日中に多いのに対して、初夏〜夏の夕方・夜という違いは有力な手がかりです。

6〜7月の夜に大量の羽アリが出たらイエシロアリも候補

特に温暖な地域で、6〜7月の夕方・夜に多数のシロアリ羽アリが現れた場合は、イエシロアリを候補にします。

ただし、時期だけで断定しないでください。

羽アリの体色、地域、蟻道、被害範囲なども合わせます。

ヤマトシロアリより幅の広い蟻道を作ることがある

東京都は、イエシロアリでは一般的にヤマトシロアリより幅の広い蟻道を作ると案内しています。

床下だけではなく、柱・壁の内部など上部へ蟻道が伸びることもあります。

ただし「太い蟻道=必ずイエシロアリ」という意味ではありません。

アメリカカンザイシロアリ|蟻道ではなく砂粒状の糞が重要

アメリカカンザイシロアリは、ヤマトシロアリ・イエシロアリとは生活の仕方が大きく異なります。

名前に「カンザイ(乾材)」とあるように、乾燥した木材の内部で生活できます。

日本しろあり対策協会によると、特別な蟻道を作らず、乾燥した木材中へ坑道を掘って小集団で生活します。

地面とつながっていなくても被害が起こる

ヤマトシロアリ・イエシロアリでは地中からの侵入が重要ですが、アメリカカンザイシロアリでは考え方が違います。

東京都は、羽アリが住宅などへ直接入り込み、

  • 屋根裏
  • 壁内部
  • 乾燥した木材
  • 家具

などで繁殖すると説明しています。

そのため、

「床下に蟻道がないからシロアリではない」

とは判断できません。

砂粒のような糞が繰り返し落ちる

アメリカカンザイシロアリの非常に重要なサインが糞です。

食害した木材の小さな排出口から、乾燥した砂粒のような糞を外へ押し出します。

そのため、

  • 窓枠の下
  • 軒先
  • 柱の下
  • 家具の下
  • 床

などへ粒がたまることがあります。

掃除しても同じ場所にまた砂粒状のものが落ちる場合は注意してください。

木くずと間違えやすい

一見すると、

  • 木くず
  • 砂
  • 小さな種
  • 細かなゴミ

のように見える場合があります。

アメリカカンザイシロアリの糞は非常に小さいため、肉眼だけで確定する必要はありません。

同じ場所へ繰り返し堆積するなら写真を残し、専門調査へつなげます。

アメリカカンザイシロアリの羽アリは6〜9月の日中

日本しろあり対策協会・東京都では、主に、

6〜9月の日中

に羽アリが飛ぶとしています。

同じ6〜7月でも、夜ならイエシロアリ、日中ならアメリカカンザイシロアリも候補になるため、飛んだ時間を覚えておくと役立ちます。

3種類を羽アリの時期で比較

種類 主な時期 主な時間帯
ヤマトシロアリ 4〜5月 昼間
イエシロアリ 6〜7月 夕方〜夜
アメリカカンザイシロアリ 6〜9月 昼間

地域・天候によって前後するため、日付だけで種類を確定する表ではありません。

羽アリが出た時間まで記録しておく

「6月に羽アリが出た」だけでは、イエシロアリとアメリカカンザイシロアリの両方が候補になります。

そこで、

  • 日付
  • 時間
  • 室内か屋外か
  • どの場所から出たか
  • 何匹程度いたか
  • 羽が落ちていないか

を記録してください。

特に時間帯は種類を絞る有力な情報になります。

羽アリの色だけで種類を断定しない

ヤマトシロアリは黒褐色、イエシロアリは黄褐色系など、羽アリの色にも傾向があります。

しかし、

  • 室内照明
  • カメラの色補正
  • 個体差
  • 死後の変色

などによって見え方が変わります。

色は補助材料とし、時期・時間・痕跡と合わせて判断してください。

最も確実な種類判別には兵蟻の特徴が使われる

日本しろあり対策協会は、シロアリの種類を簡単に判別する方法として、兵蟻の頭部形状を見る方法を挙げています。

代表的な違いは次のとおりです。

種類 兵蟻の特徴
ヤマトシロアリ 頭部がほぼ円筒形。頭部が体長の約半分。乳白色の液を出さない
イエシロアリ 頭部が卵形。頭部が体長の約3分の1。刺激で頭部先端から乳白色の防御物質を出す
アメリカカンザイシロアリ ヤマトより大型で、頭部は体長の約3分の1。特徴的な触角節を持つ

ただし、この違いを確認するために、一般の居住者が構造材を壊したり、シロアリをつまんで刺激したりする必要はありません。

自然に見つかった個体を安全な位置から撮影できるなら、写真を残して専門家へ見せる程度で十分です。

蟻道からも種類を絞れるが、太さだけでは確定できない

ヤマトシロアリとイエシロアリはいずれも蟻道を作ります。

東京都は、

  • ヤマトシロアリ:細い蟻道が多い
  • イエシロアリ:比較的幅の広い蟻道

という傾向を案内しています。

一方、アメリカカンザイシロアリは地中性のシロアリのような蟻道を基本的に作りません。

したがって、

痕跡 候補
床下に細い蟻道 ヤマトシロアリなど
大きく発達した蟻道 イエシロアリも候補
蟻道がなく乾いた木材から砂粒状の糞 アメリカカンザイシロアリを確認

という切り分けができます。

被害がある場所も種類を絞る材料になる

床下・水回り中心ならヤマトシロアリを確認

ヤマトシロアリは湿気を必要とするため、

  • 床下
  • 浴室
  • 洗面所
  • 台所
  • 雨漏り箇所

など、湿った建物下部で被害が見つかる場合があります。

建物の上部まで広く被害があるならイエシロアリも確認

イエシロアリは水を運べるため、乾燥した木材も湿らせながら食害できます。

被害が床下だけでなく柱・壁・上階など広範囲へ及んでいる場合は候補になります。

屋根裏・家具など乾燥木材だけでもアメリカカンザイシロアリは発生する

アメリカカンザイシロアリは土壌からの水分を必要としません。

そのため、

  • 屋根裏
  • 柱
  • 窓枠
  • 家具

など、乾いた木材でも被害が起こります。

日本には3種類しかシロアリがいないわけではない

日本しろあり対策協会によると、日本には現在複数種のシロアリが生息しており、建築物被害で中心となるのがヤマトシロアリとイエシロアリです。

これに加えて、近年はアメリカカンザイシロアリなど乾材シロアリによる住宅被害も問題になります。

そのため住宅SEO記事としては、まずこの3種類を優先して理解するのが現実的です。

南西諸島ではダイコクシロアリも候補

奄美大島以南などでは、ダイコクシロアリも建築物を加害する種類として確認されています。

日本しろあり対策協会では、ダイコクシロアリの羽アリは5〜8月の夜に少数ずつ飛び、電灯へ集まるとしています。

兵蟻は頭部前面が裁断したような特徴的な形です。

沖縄・奄美などで住宅被害を調べる場合は、ヤマト・イエだけに限定しないでください。

地域だけで種類を確定しない

生息分布は重要ですが、

「東京だから絶対ヤマト」「温暖地域だから必ずイエ」

と決めることはできません。

東京都でもアメリカカンザイシロアリの発生が一部地域で確認されています。

また、木材や家具などの移動に伴って乾材シロアリが持ち込まれる可能性もあります。

地域は候補を絞る材料の一つとして使います。

シロアリとクロアリの違いも一度確認する

種類の判別以前に、「そもそもシロアリではなく普通のアリだった」という場合があります。

日本しろあり対策協会では、シロアリとクロアリを次の特徴で区別しています。

シロアリ クロアリ
触角 数珠状 くの字状
羽 4枚がほぼ同じ大きさ 前翅が後翅より大きい
胴体 寸胴 腰が細くくびれる

羽アリそのものの判別はシロアリの羽アリとクロアリの見分け方で詳しく説明しています。

羽アリを見つけたら掃除する前に写真を残す

種類判定に役立つため、可能なら、

  • 虫全体
  • 羽
  • 発生場所
  • 落ちた羽

を撮影してください。

さらに、

  • 発生日
  • 時刻
  • 天候
  • 室内・屋外のどちらか

も記録しておくと種類を絞りやすくなります。

落ちた羽だけでも手がかりになる

シロアリの羽アリは群飛後に羽を落とします。

窓枠・床・浴室などに同じ大きさの羽が多数落ちている場合は、羽アリが出た痕跡として確認します。

羽だけ捨ててしまう前に写真を残してください。

蟻道を壊して種類を確認する必要はない

兵蟻を確認するために蟻道や被害材を自分で大きく壊す必要はありません。

蟻道そのものが侵入経路を判断する重要な手がかりです。

まず、

  • 蟻道全体
  • 地面側の始点
  • 木材へ到達する位置

を写真で残してください。

専門調査で必要な範囲を確認してもらえば十分です。

殺虫剤だけで種類判定や建物被害の確認はできない

羽アリや露出したシロアリをその場で殺したとしても、建物内部の集団や食害範囲まで確認できたことにはなりません。

シロアリを見つけた場合に重要なのは、目の前の虫を何匹処理したかではなく、

  • どこから出ているか
  • どの種類が疑われるか
  • 木材被害がどこまであるか

を確認することです。

種類によって駆除範囲も変わり得る

ヤマトシロアリ・イエシロアリは地中性シロアリであり、床下や土壌からの侵入対策が重要になります。

一方、アメリカカンザイシロアリは乾燥木材内部へ小集団で点在することがあり、被害箇所の特定が難しくなります。

東京都も、アメリカカンザイシロアリについては壁内部・屋根裏など目に見えない場所に広がるため、個人での駆除は困難としています。

種類の判定が施工計画にも影響するため、被害が疑われる段階では専門点検を検討してください。

「ヤマトシロアリだから被害は軽い」と考えない

イエシロアリは大規模な巣と速い加害で知られますが、ヤマトシロアリなら放置してよいわけではありません。

湿気のある木部で継続的に被害が進めば、床・土台など住宅に重要な部分が損傷する可能性があります。

種類を知る目的は「安心するため」ではなく、被害の場所と適切な施工方法を判断することです。

砂粒状の糞だけならアメリカカンザイシロアリを見落とさない

床下に蟻道がなく、羽アリも見ていない場合でも、

  • 窓際
  • 柱
  • 家具
  • 屋根裏

の下へ同じ粒状物が繰り返し落ちているなら、乾材シロアリを確認します。

東京都も、アメリカカンザイシロアリについて、軒先・窓周辺・床付近などに砂粒状の小さな粒が落ちている場合を発見サインとして挙げています。

点検を依頼するときは「何シロアリか根拠を聞く」

専門業者から「イエシロアリです」「ヤマトシロアリです」と説明された場合は、

  • 羽アリの特徴
  • 兵蟻
  • 蟻道
  • 糞
  • 生息場所

の何を根拠に判断したか聞いて構いません。

種類と被害範囲を写真等で説明してもらうと、施工内容も理解しやすくなります。

無料点検では種類だけでなく被害範囲まで確認する

シロアリの種類が分かっても、それだけでは施工費用は決まりません。

点検では、

  • 種類
  • 現在活動中か
  • 侵入箇所
  • 被害範囲
  • 施工面積
  • 工法

まで確認します。

これから点検を依頼する場合はシロアリ無料点検で確認したいことも参考にしてください。

シロアリの種類についてよくある疑問

日本の家で一番多いシロアリは何ですか?

広い地域で見られる代表種はヤマトシロアリです。日本しろあり対策協会は北海道北部を除く日本全土に分布するとし、東京都も都内の被害の多くはヤマトシロアリとしています。

ヤマトシロアリとイエシロアリは何が違いますか?

ヤマトシロアリは湿った場所を必要とし、建物下部を中心に被害が出ることが多い種類です。イエシロアリは水を運び、大規模な巣を作り、建物全体へ被害が広がる場合があります。羽アリの時期もヤマトは4〜5月の日中、イエは6〜7月の夕方〜夜が目安です。

4月や5月に羽アリが出たらヤマトシロアリですか?

有力な候補ですが、時期だけでは断定できません。羽の形、体形、発生時間、蟻道や木部被害も確認してください。

6月の夜に羽アリが出たら何シロアリですか?

温暖地域で6〜7月の夕方〜夜にシロアリの羽アリが大量に出た場合は、イエシロアリを候補にします。

6月の日中ならアメリカカンザイシロアリですか?

候補の一つです。アメリカカンザイシロアリは6〜9月の日中に群飛しますが、ヤマトシロアリの地域差等もあるため、砂粒状の糞など別の特徴も確認してください。

蟻道があればヤマトシロアリですか?

ヤマトシロアリだけではありません。イエシロアリも蟻道を作ります。ヤマトでは細い蟻道、イエでは比較的幅の広い蟻道が多いという傾向がありますが、太さだけでは確定できません。

蟻道がなければシロアリではありませんか?

いいえ。アメリカカンザイシロアリは地中性シロアリのような蟻道を基本的に作らず、乾燥木材内部で生活します。砂粒状の糞が重要な手がかりです。

砂みたいな粒が窓枠の下にあります

アメリカカンザイシロアリの糞も候補になります。掃除後も同じ場所へ繰り返し粒が落ちる場合は写真を残し、専門調査を検討してください。

兵蟻を見れば種類が分かりますか?

兵蟻の頭部形状は非常に有力な判別材料です。ただし一般居住者が被害材を壊して採取する必要はありません。自然に見つかった個体の写真等を専門家へ見せる方法で十分です。

シロアリの種類で駆除料金は変わりますか?

種類によって施工方法・調査範囲が異なる場合があるため、最終費用へ影響する可能性があります。ただし料金は種類だけでなく、施工面積・被害範囲・工法等でも変わります。

シロアリの種類は「時期・蟻道・糞・被害場所」を組み合わせて絞る

住宅でシロアリが疑われる場合は、色や大きさ一つで決めず、次の順番で確認すると分かりやすくなります。

  1. 本当にシロアリか確認する
    羽、触角、胴体の形からクロアリと区別します。
  2. 羽アリが出た時期と時間を確認する
    春の昼、初夏の夜、夏の日中などを記録します。
  3. 蟻道を見る
    地中性のヤマト・イエが候補になります。
  4. 砂粒状の糞を見る
    蟻道がなく乾燥木材から出るならアメリカカンザイも確認します。
  5. 被害場所を見る
    湿った床下か、建物全体か、乾燥木材・家具かを確認します。
  6. 必要なら専門家が兵蟻等で判定する
    一般居住者が構造材を壊して採取する必要はありません。

種類をある程度絞れたら、次に重要なのは被害範囲です。

蟻道を見つけている場合はシロアリの蟻道の見分け方、羽アリを見つけた場合は羽アリの見分け方、調査を依頼する場合はシロアリ無料点検へ進んでください。

費用はシロアリ駆除の費用、実際の依頼先を比較する場合はシロアリ駆除業者の比較で整理しています。


主な参考情報(2026年9月14日確認)

  • 東京都保健医療局「シロアリ」
  • 公益社団法人 日本しろあり対策協会「シロアリの種類を簡単に判別する方法を教えてください」
  • 公益社団法人 日本しろあり対策協会「羽アリが飛ぶ時期はいつごろですか?」
  • 公益社団法人 日本しろあり対策協会「ヤマトシロアリとイエシロアリの特徴、とくに加害習性を教えて下さい」
  • 公益社団法人 日本しろあり対策協会「“乾材シロアリ”と言われるシロアリとはどんなシロアリですか」
  • 公益社団法人 日本しろあり対策協会「わが国で建築物を加害するシロアリの種類と分布を教えてください」
  • 公益社団法人 日本しろあり対策協会「シロアリの見分け方を教えてください」
  • 板橋区「すまいの虫図鑑 シロアリ」

※羽アリの飛翔時期・色・蟻道の太さなどは種類を絞る材料ですが、一つの特徴だけで100%判定することはできません。被害材をむやみに壊したり、兵蟻を採取するために床下へ無理に入ったりせず、写真と発生時期を記録して必要に応じ専門調査へつなげてください。

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この記事を書いた人

住宅で発生する害獣・害虫トラブルについて、公的機関・自治体・専門団体・学術情報などを確認しながら情報を整理しています。症状から原因を考え、安全な対処や専門業者へ相談する判断材料を提供することを目的としています。

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